久しぶりにビオスさんへ。
「ロメインレタスと自家製べーコンのサラダ」
シンプルで豪華なシーザーサラダ感?で美味しかったです。
以前から私はロメインレタスって、いまいちフガフガして美味しく無いな。
なんて「誤解」していたのを「反省」しました。
「バターナッツの温かいポタージユ」も
メインの「萬幻豚のロースト」も旨かった!
脂身の旨さを充分理解した上での、見事な表現方法!
絶妙な火の通し方!!
恐れいりました。勉強になりました。
そうだ、もう一品。
待ちに待ったジビエの季節。
解禁直後のこの時期、何があるかな~?
なんて期待していたら、鹿さんでした。
こちらは一転、赤身肉をシットリとレアに
これまた見事な火の通し加減。
(恐らく)真空など使わない「正統派」の調理法を感じます。
さすが仕事人!(笑)私とは大違いだぁ!!(泣)
牛でも豚でも無い、鹿特有の繊維の上質な細かさを…
なーんてまた「判ったように」言いたくなるほど旨かった。
そー言えば、ここ、「野菜」で有名な
松木さんのレストランに来るたび
鳩や猪、鹿などのジビエや、岡村牛や萬幻豚などの
肉類の旨さに感激しているのは、どー言うこと?
シェフの技術力の高さは勿論のこと、
サービスの長として、そして経営者として
こ、これが「松木マジック」なのでしょうか。
サービスと言えば、驚いた事が。
私はどんなレストラン行っても、必ずトイレに行きます。勉強の為です。
(そのわりにお前の店のトイレは普通じゃないの?…。
その通りですね。スイマセン。でも女子の方は結構頑張ってます)
いつもコチラに伺って思っていたですが
トイレに行くたびに「捨てタオル」が無いのです。
ありますよね。用を足して手を洗ってから、拭くタオル。
それがいつ行っても「使用済で下に捨ててあるタオル」がないのです。
ボンクラな私は『男性のお客様が少ないんだなぁ…。』
くらいにしか感じていませんでした。
それが今日、偶然発見してしまいました。
一人の女性スタッフが「頻繁に」回収している現場を。
勿論男子トイレもです。
だからいつも捨てタオルが無く、清潔な空間だったんだ。
こんなレストラン、見たことありません。
決して表には出てこないけど何というサービス。
この女性、凄いんです。
私達夫婦と会うのは多分3度目位なんですが
職業も自宅も一緒に来た女の子(2度目)の顔も!
完璧に覚えていたんです。
でも「余計な事は言わない」
す、凄い女性です。
最初の予約の電話の時も
『お名前を…』と言われて名乗ったら
『あ!どうも池谷様、いつもありがとうございます~』
そ、そんな行って無いですよ私。ホント年に数回行ければ光栄な身分。
昔、パークハイアット・ニューヨークグリルの予約時もそうでした。
電話番号を言ったら『池谷様、いつもありがとうございます。』
でも、これはパソコンで番号を入力しながらの事でしょうし
年に1度も行ってないので、田舎の貧乏人がバカにされてるみたいで
逆に恥ずかしい感じでした。
しっかし、「一流」と言われるお店って、
必ずこーいう「出来る」女性が一人いますね。
それもオーナーやシェフで無くスタッフの中に。
逆に言うと、そのようなスタッフを育てるのが「一流」の証?
あれ、なんか同友会みたいなってきたぞ。
また「鼻につくような」偉そうな事書いて、と言われそうですし
今さら「あの」松木さんの店の、しかも、サービスについて、
こんな私が言うのも大変な失礼かもませんが
この女性のサービスも含め
もしミシュラン静岡版が出来たら
「本当の意味での」三ツ星はビオスさんだけかもしれない。
そう断言していいかも。
あ~。また判ったようなコト書いちゃったなぁ。
「心から」勉強になりました…。