京都研修 日本料理フーラム③
フォーラムでは、いつもそうなのですが
料理がどうの、技術がどうの、と言うよりも
柴田日本料理研鑚会・会長でもある
「菊の井」の村田さんが仰る
『一言一言』が一番勉強になります。
いつも料理そっちのけで、急いでメモをとり
後から読み直しておきます。
すると数ヶ月経った頃、営業中・調理をしている時に
『なるほど!このことかぁ…』
と、突然思い出す事が、たびたび。
なんて出来の悪いボンクラなんでしょう。
「鰹節と昆布のイノシン酸×グルタミン酸は効果8倍」
「(例えば)椎茸・ドライモリーユと昆布・ドライトマトの
グアニール酸×グルタミン酸は16倍」
「複数で出汁を取ると丸くなる」
「椎茸を入れ過ぎると椎茸臭くなる」
「アルコールと油は混ざる。水と油は混ざらない」
『何でも水にさらしてはいけない。
何でもさらして(料理すると)
出汁の立方体になってしまう。』
「軟水で湯がくと水に出ていく。(水がグリーン)」
「硬水で湯がくと出ていかない。
ヨーロッパの野菜が旨いと言われるのはウソでっせ。」
「長芋やつくね芋は中国から来たモノ
(ジアスターゼある)
元々あったのは自然薯。(ジアスターゼ無い)」
『にがりが色を青くする。』
精製塩は無関係。
温度も0.1℃位しか上がらない。」
「青菜に塩なんてのはウソやった?」
「(純粋な)緑青は無害と判断された。
出過ぎると不味い。青カビが生えたのは不味い」
「銅鍋の内側に醤油を塗り、一晩置き茹でる」
「野菜は皆グルタミン酸
二番出汁より乾燥野菜出汁の方がグルタミン酸多い。」
『何を食べても一番出汁の味と言うのは?
(例えば、ナンプラーで、ずーと味付けされた料理を
食べたらどう思いますか。)
旨味に強弱がある方が
リズムが出来て食べ易い』
『旨味が少なくても
バランスが良ければ美味しい。』
『旨味が多いから美味しいのでは無く
多すぎても美味しく無い。』
「発酵と腐敗は同じ速度で進む。」
ほか、目から鱗の言葉が数々…。
お、オレなんか、まだまだだなぁ~。
出直して参ります。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
ホントに「凄い」人だと思います。
村田さんは。
いつか「ちゃんと」理解できるように成りたいです。
投稿: 甚六 | 2011年10月10日 (月) 00時26分