水族館の
水中ショー
が、終わったのが午後2時少し前。
近くのカレーや、そばでは「食べたくない!」と言うので
並びの箱根プリンスに走りました。
昔の自慢話みたいに聞こえるとイヤですが
私が子供の頃は、まだ当店も景気がよくて、
箱根プリンスには、度々連れてきてもらいました。
当時で2500円!(30年以上前)位する
海老フライが大好きでした。
今、考えると、とても贅沢な話で(甚六だなぁ~。)
両親には感謝しなければなりませんね。
現在では「Aおき」の250円の海老フライさえ買えません。
でも、流行りの「食育」を語ったり
「食は三代」など、偉そうに言う気はありませんが
料理人としては全く他に優れる所はないかもしれないけど
食べる方としては「多少?」人並み以上の味覚が判るかも??
と、「勘違い」する時もあります。
話は戻りますが、その箱根プリンスに今は
「なだ万」さんが入っています。
口煩いヨメが『なだ万なら食べる!』と言うので
急いで走って行きましたが、あいにく2時でクローズ。
でも、途中「ランチ3500円~」なんてポスターが
チラッと見えたので正直「ホッ」としました。
(3人で行けば1万以上?それに税・サが付くと…)
その途中でプリンスホテルのショップの前を通りました
何の気無しに(知合いの言葉を思い出し)
『ここのチョコケーキは美味しいんだって…』と
昌ちゃんに歩きながら話しました。
でも当日は計画停電の影響か午後1時~4時くらいまで閉店。
店内も真っ暗でした。でも確かに誰か店員さんがいた記憶が。
20分後位(かなり遠い)「なだ万」が閉まっていた帰り
「完全に」閉店しているショップの前を通る時、何の気なしに
『あー。今度チョコ買おうねぇー』なんて話していたら
どこからともかく、店員さんが現れて
『宜しかったらお開けしましょうか…』
そう。さっき居た店員さんがチラッと言った私の一言で
「このお客様は後で来る」と読みきり、偶然を装って
さり気なく待っていてくれたのです。
決して押し付けがましく無い、気配り。
思いやり(A~C~?)
正にホテルマンの鏡です。
勿論、喜んで(なぜか)2つ買ってしまいました。
カード支払いのレシ-トにK口さんと印鑑があったけど
こんな頭のイイ子も久しぶりに見ます。
どんなイイ大学を出ても、どんなに英語が喋れても
サービス業は「生まれ持った性格」がもろに出ます。
さすが箱根「グランド」プリンス。健在なり。
と、ホテル全てを尊敬しちゃいます。