初夏にフグ…。
先日、お得意様から「木曜あたりにフグでも食べたいから、チョット調べとけ…」なんて『ご命令』が。
正直、フグのシーズンはとっくに終わりなので、厳しいな~なんて思いながらも、『ご命令』ですから、業者さんにチラッと「最近、フグはどうです?」なんて聞いてみたら
もう次の日に「青森からアカメ入りました!」なんて入荷が。
まったく、今の時代、『金さえあれば』何でも手に入り?ます。
ま、『金さえあれば』なんですがね。
思わず落語の「千両蜜柑」を思い出しました。
業者さんはアカメフグと言ってましたが、それは俗称みたいもので、(写真の通り眼が赤い)実際のアカメフグとは違います。
以前の記事沼津にフグ でも書きましたが、この手の(特に小ぶりの)フグは識別が非常に難しく、ヒガンフグやマフグの幼魚、またショウサイフグにも似ています。
いずれにしても肉の部分は問題ないので、安心して使えますが、皮や白子は慎重になります。
3つ並んでどれも美味しそう?ですが、左から「精巣・卵巣・肝臓」です。精巣は「白子」として珍重され、特にトラフグの白子は1個数千円する事もあります。(勿論、白子を食用できないフグもあります)
肝臓を食用にする事は、まずありません。
そして問題なのが卵巣です。卵巣も肝臓もフグ1匹でなんと30人以上の人間を殺す毒性の物もあります。
特に卵巣は写真の様に、明らかに精巣と見分けがつくのはイイのですが、魚体によっては判別が難しいもの、さらに精巣と卵巣両方の特性を持つフグなんてのもいます(ニューハーフか)
怪しい時は使わないのが1番です。
とにかくフグ入荷しましたよ~。
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コメント
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勿論判ってます
投稿: 甚六 | 2010年6月 9日 (水) 00時16分