まだまだの男
専門学校以来、「一応」年数だけは20年以上『この道』にいるのに、今だ「パッとしない」!?私ですが、料理はともかく、日本酒に関しては「自分は詳しい」なんて、心の何処かで思っていました。
20歳位の頃は(下北沢の繁華街のど真ん中に住んでいたのにもかかわらず)殆んど酒は飲めませんでした。
でも日本酒だけは、高校当時から店の中に何故か沢山あった「越の寒梅」や「雪中梅」の飲み比べをしたりしてました。
「利き酒師」や「焼酎アドバイザー」なんて『解ったような』資格を取ったのも10数年前。
ある日、お客様では無く、普通の60歳位の女性の方から
「これよかったら煮酒にでも使って下さい…」と日本酒を1本頂きました。
小さいながらも商売をしてると、たまにお客様から日本酒を頂く事があります。
でもまだ「御殿場レベル」だと『今日はマスターに凄い酒持ってきたよ!』なんて言われて、よく見ると「●保田の碧△」だったり…。
でも、勿論商売ですから『わー!こんな高価なお酒スイマセン…』
(飲んでみたら意外に不味く無かったりして)
全く知らない焼酎蔵から「味見して下さい」と送られて来ることもあります。
今回もそんな感じで気軽に受け取りました。。『へぇ~「朝日鷹」ねェ~。知らない酒だな~』
マンションに帰り、嫁と子供が寝静まった頃、『そー言えば何か酒もらったな~』
一杯飲む。『あれっ。意外といけるね~。スイスイ飲めちゃうな~』
もう一杯。『ん~?チョットまてよ。軽いけど、結構チャンとした造りと水の良さ感じるな…』
『どこの酒?「高木酒造」か…。へ~。えっ?「高木酒造」って!!』
そうです。何と「十四代」の蔵元の「地元ブランド」のお酒でした。
別に「今さら」十四代さんを絶賛しても意味ありませんが、私も「酒舗よこぜき」さんから、十四代を勉強させていただいてから10数年。自分では「知ってるつもり」でいました。でも「何にも判ってはいなかった」のです。「朝日鷹」という名前すら全く知りませんでした。自分自身の「無知」と「浅はかさ」を痛感しました。
『オレもまだまだだな…』
そして今、店には「十四代」さんの「七垂二十貫」なんてのもあります。定価で(定価以外でお酒を買った事はありませんが)一升1万円以上で、ネット上では○万円するそうです。
なかなか「売りにくい商材」ですが。
「朝日鷹」に「七垂二十貫」。まだまだ私も「研鑚」が必要ですね。
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