京都研修 ①
10月4日から京都に研修!?に行きました。
当店も本当に不景気で、金曜日(2日)には税理士さんに「こんこんと」指導され、自分の無能さに改めてガックリしている処でした。
本当は「そんな事してる余裕あるのか!」と言われても、しかたありません。
しかしながら、日本、いや『世界中で一軒、自分の理想の店を挙げてみろ』と言われたら、迷い無くこの店と、即答する事ができます。
京都の「なかひがし」さんです。
『圧倒的な』料理の美味さと、ご主人の人柄もあって
今、現在も『日本で最も予約の取れない日本料理店』だと思います
この日も「鱧と蕎麦掻の月冠」のお椀に浮かんだ、松茸のシャキシャキ感。
開店以来の定番ながら「鯉のお刺身」の『質』の良さ。
獣のような香りがしながら『生臭さや嫌味の全く無い』天然鰻の奥深味わい。
最も驚いたのが『松茸御飯』です。
ご飯と別に、(わざと?)「カサの開いた」「大ぶりの」松茸を炭火で
結構キッチリと焼き、あとで「会わせ」ます。
せっかちな私が蓋を開けようとすると
『松茸だけにチョット待ったけ』なんてオヤジギャグで笑わせながら
少し蒸らせて『ハイどうぞ』…
『こんな松茸ご飯初めて…』衝撃です…。
(失礼ながら)翌日食べた「あの」「菊の井さん」の松茸ご飯でさえ、『全く何とも思わない』ほどの味です。
上にのせた和歌山産のカラスミの旨さや、相性の良さもさる事ながら、何より『手法の妙』と『タイミング』『塩の良さが』絶妙なバランスで「感服」としか言い様がありません。
そして『メインデッシュ』の「メザシ」と「白いご飯」。
この日は7杯食べました。
7杯ですよ。7杯。散々「フルコース」食べて「お腹一杯」なのに
『いくら食べても止まらない』のです。本当に。
考えられません。食べている自分でも。
ある意味、『日本料理の完成型』と言い切ってしまっても、いいかもしれません。
そして何よりご主人の人柄。
野暮ですがコレが一番の『味』だと思います。
「これだけの」店のご主人なのに、威張った処や高圧感は全く無く、客前では若い子にも敬語で話します。どのお客様にも「公平に」話しかけ、(廻りはお金持ちそうな人ばかり)といって無駄話はしません。
「料理が旨くても」人間的に「美味しくない」お店は幾らでもあります。
あぁ。今度行けるのは、いつの日か…。
この日も横の席では『カウンターは来年の3月○日なら~開いております』なんて会話が。
本当に『夢のような』お店です。
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