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2009年5月

2009年5月28日 (木)

沼津にフグ

初夏のこの季節に、沼津にフグが揚がりました。

このトラフグだと、勿論天然ですので、忘・新年会のピークの頃は

浜値(市場の値段)で1本1万円!くらいする事もあるのですが

(そんな値段では買えませんが…)

今はその何分の1以下の、ウソみたい値で落せます。

でも流石に、この時季で「子」も抜けて(真中の小さい豆粒2つ)

身はどうかな~と思ったのですが

「地物」だけあって鮮度も良く上出来でした。

ちなみに、上の方に大きく横たわっているのが肝臓です。

アンキモみたいで美味しそうですが、猛毒です。

この肝1つで10人以上殺す事ができる事もある位で

捌いた後も「生ゴミ」に出すなんて、とんでもなく

専用の缶に入れ、築地まで運び処理してもらいます。

別の日にはショウサイフグも捕れました。

と、簡単に言ってますが、この種類のフグは識別が難しく、

上のフグも、マフグの幼魚やコモンフグ等と非常によく似ているので

トゲやヒレの色等でしっかりと確認し、

内臓は勿論、皮も使いません。

トラフグより水気が多いので、少し水分を抜いてから昆布締めにし

タタキにして食べると、とても美味しいです。

2009年5月21日 (木)

立派な御殿場ワサビ

立派なワサビですね~。

これは「御殿場わさび」の中でも当店がお世話になっている

田代耕一さんのワサビです。

「えっ、御殿場でもワサビ作ってるんだ」という方も、多いと思いますが

実は御殿場のワサビは、生産量は少ないものの

近年でも、日本一を含め数々の賞を取る、日本でも有数のワサビの名産地です。

ちなみに茎の付け根の処が、赤紫色なのが

高級品種「真妻(マヅマ)種」の証しです。

スーパーで売っている本ワサビの茎を見てください。

きっと青いはずです。(ミショウという品種)

こちらは茎です。いいワサビは捨てる処がありません。

塩で軽く締め、天野醤油さんの醤油を基本にした地に漬け込み

立派な?一品に。

なーんて、のんきな事言ってる場合ではありません。

毎年5月の連休明けは暇なのですが

今年は「例年になく」本当に、暇です。

一生懸命「いい仕事?」してるつもりなんですがね~。

まだまだ努力不足なんですね。

どうしても妙見=「高い」というイメージがあるようで…。

1500円からメニューあるのですけど。

+

このブログをご覧の上、ご予約頂いた方は

『さらに』サービスして提供いたします。

是非何なりとお問い合わせ下さい。

「みなみ妙見」池谷まで

http://www.at-s.com/html/gourmet/jizake/vol40.html

2009年5月15日 (金)

勉強になりますね…


最近、昌ちゃんとママは幼稚園で忙しく

先日の休みも一人でランチする事に…

勉強のつもりで、何も考えず市内の「魚がし寿司」さんにフラッと入ってビックリ!

平日の昼なので「流れ寿司」というのは体験できませんでしたが

『はいどうぞ!』と通されたカウンターには

パソコンのモニターみたいのが一人一台。

その画面のタッチパネルで注文するのです。

『そんなの今常識じゃん~』と言うかもしれませんが

今だ店には電子レンジも無い(置かない?)

アナログな昭和人間にはビックリです!

「豚の炙り寿司」なんて『ピッ』とタッチすると

誰も返事するわけでも無く(あたりまえ)暫く待つと

『ハイお待ち!』なんて職人さんが持って来る。

]

「ベジ寿司(野菜寿司)」を『ピッ』

『…』

『ハイお待ち!』

何だかゲームやってんだか、パソコンしてるのか、食事してるのか…?

「最先端」なのか、「デジタル」なのjか、「非効率?」なのか「オタク!?」なのか…

食べて店を出るまで、まで「一言も」喋る事も無く

1100円を「カードで」払って帰りました

勿論、同じグループが経営する

「ちゃんと」職人さんが応対する店にも行った事があるし

「ある意味」寿司屋として「一つのカタチ」なのでしょうが

近い将来?新しく自分の店を建てる時には

「お客さんの顔を見ながら」商売できる店にしよう。と、改めて思いました。

でも「地元の雄」として(御殿場出身)、経営者として、同業者として

「魚がし寿司」さんは本当に尊敬しています。

実は中学の同級生、S君が勤めていて、昔はよく一緒に飲んだりしたのですが

今は「統括本部長」とかで、(もっと出世してるかも)とっくに現場は卒業し、

新規開店のオープニングなんかで訪ねても

「今、部長はお忙しくて…」と会うこともできません。

その前週には、近くにできた

「ランチもディナーも1680円で食べ放題!」のイタリアンレストランへ

やはり100席以上?ある「大箱」のお店です。

「本当に」1680円のバイキング方式です。

写真の様に「カジュアル・イタリアン」ではすっかり定番の

白無地のパレット皿なんかに(自分で)盛り付けると「ちょっとした」高級感が…?!

でも「白いご飯」や「雑穀米」はいいとして

「カレー」や「煮物」「焼き魚」「キムチ」まであるぞ…

これって「普通の」バイキング?

しかし店内は女性客を中心に一杯。

正直羨ましい…?。

御殿場最強?!の、マシンガントークを持つ、カミさんは

「まっ、一回食べればいいかぁー」と大声で言って

シェフ?らしき年輩の男性に睨まれてました。

椅子の下の、可愛らしい籠(荷物入れ)はとっても勉強になりました。

2009年5月 8日 (金)

見ました?

5月6日放送の「しずおか吟醸物語」見ていただけましたか?

前回のブログで、静岡県を「日本のボルドー」みたいに言ってましたが

(実は「初亀醸造」橋本社長の受け売りです)

いきなり、番組冒頭の外人さんのコメントで

「静岡は日本のシャンパーニュ。『ぜいたく』だよ。」

「でもそれを、静岡の人はどれくらい判ってるかな?」と言ってました。

そうかシャンパーニュか…。

つまり我々は、シャンパーニュ地区の中に住んでいる

フランス人みたいな立場なんですね。

もっと静岡の日本酒を愛して下さい!

と言っても、プレミアが付くような有名銘柄を無理して飲まなくても

「ちゃんとした」蔵元の「普通の」お酒で、充分に美味しいハズです。

しかし「青島酒造」の青島さん。(ほぼ)同い年ですが、凄い人ですね。

酒造りに対する技術や姿勢は勿論の事、

一つ一つの言葉が『深い…』

『この地域でしかできない酒造り』

「静岡型は酒の本質をついている。香りは穏やかで控えめだけど

味と香りの調和がとれている。『飲んで美味しく、料理に合う』…」

「静岡型のお酒を追求するというのは、お酒の本質を追及するのに他ならない」

(ニューヨークのファンドマネージャー時代から感じた事)

『継続的に』一つの物を作り上げていく大変さ。」

『日本人』として生きていく上の大切さ。」

「これまで得てきた『技術』『技能』をいかに『商品に落しこんで』

完成度の高い商品を『安定的』『継続的』に製造していくか

我々のやるべき事はそこにあると思います。」

***

本当に一言一言、言葉の内容が『深い~』

酒に関しては勿論の事、経営に関しても本当に勉強になります。

同年代の人間として恥かしくなります。

番組としても「お世辞抜きに」感動するデキだと思いましたが、皆さんの印象はどうでしたか。

と言うのも、以前も書きましたが、今現在も

「しずおか地酒研究会」を主宰する鈴木真弓さんという方を中心に

『吟醸王国しずおか』という映画が製作されています。

今回の番組も、その「予告編」的意味合いもありましたが

「こんないい場面使っていいの?」と心配するほど貴重な映像がありました。

映画ではさらに期待できると思います。

その映画も特定のスポンサーに頼らず、有志によるカンパで製作しています。

今回の番組をみて興味を持たれた方、

静岡のお酒を応援して下さる方、

あなたも映画『吟醸王国しずおか』製作委員会に入ってみませんか

正直な話、1人1万円(から)の出資で映画のエンドロールに名前が出て

映画のDVDも貰えて、静岡の地酒の発展にも寄与できる!?

「ちょっと詳しく聞きたいな」と思った方、是非私の方までご連絡下さい。

責任を持ってご案内致します。

以下鈴木真弓さんのブログより

ドキュメンタリー映画『吟醸王国しずおか』映像製作委員会のご案内

◆2008年1月より現在も撮影中の地酒ドキュメンタリー。酒どころのイメージがなかった静岡県で、世界に誇る吟醸酒造りの技が生まれ、その職人技の精神がベテランから若手へと継承されていく姿を通して、地域の自然と人とが一体となったモノづくりの価値を後世に伝えます。特定のスポンサーに頼らず、有志によるカンパで制作しています。来春完成予定。

現在、会員は105名。随時募集しておりますので、お問い合せはご連絡ください。

 

2009年5月 5日 (火)

是非見て下さい!

もうすぐになってしまうんですが

5月6日(水・振替休日) 午前9時55分~10時50分

SBS静岡放送にて「しずおか吟醸物語」という番組が放送されます 

今はあえて細かい事は言いませんが、是非見て下さい!(見れる人は)

今でも(関係者を除けば)

『日本酒?あ~昔「越乃●梅」とか「△中梅」とか飲んだ事あるよ~』

『近頃は「◆保田」とか「〇海山」が有名なんでしょ~』と言う方が多いと思います。

でも違うんです。いま「静岡県の」日本酒は「凄いんです!」

最近聞きませんか?

『そー言えば何とかって酒がサミットで飲まれたって?』とか

『有名な漫画に載った酒が静岡県にあるって?』とか…

たとえて言うなら静岡県は「日本酒のボルドー地区」!?みたいな地域なのです。

「細かい事は言わない」と言うわりに長くなりましたが

とにかく、お時間あったら是非是非見て下さい!

↓このお酒が、たくさん出ます…

2009年5月 1日 (金)

山梨に行きました

山中湖のすぐそばでヨメさんの親戚が「権七」というお店をやっています。

とっても優しくて、料理上手なお母さんが、「ほぼ」一人でやっているのですが

(娘さんが手伝いにきます)先日もお昼は一杯でした。

(失礼ながら)「普通の」店構えなのですが

「手打ちの」そばもさることながら

ワカサギのフライや天丼・鴨ハンバーグなども美味しいです。

特に山中湖の「生の」ワカサギは大変貴重なもので

(駿河湾の桜海老や生シラスの生と同様)

捕ったその日に調理しないといけません。

そのワカサギの佃煮はじめ、唐辛子や山椒の佃煮など

それは見事に仕上げます。

山中湖近辺に行く機会がある時には是非ご紹介します。

(「紅富士の湯」すぐそばです)

浅間神社にも行きました

夜は最近リニューアルオープンした地元の海鮮居酒屋?へ。

こちらは昼の「権七」と正反対で

客数100席を超える「ご立派」な建物なのですが、料理が…。

『商売』というのは本当に大変なものですね。

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