5月6日放送の「しずおか吟醸物語」見ていただけましたか?
前回のブログで、静岡県を「日本のボルドー」みたいに言ってましたが
(実は「初亀醸造」橋本社長の受け売りです)
いきなり、番組冒頭の外人さんのコメントで
「静岡は日本のシャンパーニュ。『ぜいたく』だよ。」
「でもそれを、静岡の人はどれくらい判ってるかな?」と言ってました。
そうかシャンパーニュか…。
つまり我々は、シャンパーニュ地区の中に住んでいる
フランス人みたいな立場なんですね。
もっと静岡の日本酒を愛して下さい!
と言っても、プレミアが付くような有名銘柄を無理して飲まなくても
「ちゃんとした」蔵元の「普通の」お酒で、充分に美味しいハズです。
しかし「青島酒造」の青島さん。(ほぼ)同い年ですが、凄い人ですね。
酒造りに対する技術や姿勢は勿論の事、
一つ一つの言葉が『深い…』
*
『この地域でしかできない酒造り』
「静岡型は酒の本質をついている。香りは穏やかで控えめだけど
味と香りの調和がとれている。『飲んで美味しく、料理に合う』…」
「静岡型のお酒を追求するというのは、お酒の本質を追及するのに他ならない」
*
(ニューヨークのファンドマネージャー時代から感じた事)
『継続的に』一つの物を作り上げていく大変さ。」
『日本人』として生きていく上の大切さ。」
*
「これまで得てきた『技術』『技能』をいかに『商品に落しこんで』
完成度の高い商品を『安定的』『継続的』に製造していくか
我々のやるべき事はそこにあると思います。」
***
本当に一言一言、言葉の内容が『深い~』
酒に関しては勿論の事、経営に関しても本当に勉強になります。
同年代の人間として恥かしくなります。
番組としても「お世辞抜きに」感動するデキだと思いましたが、皆さんの印象はどうでしたか。
と言うのも、以前も書きましたが、今現在も
「しずおか地酒研究会」を主宰する鈴木真弓さんという方を中心に
『吟醸王国しずおか』という映画が製作されています。
今回の番組も、その「予告編」的意味合いもありましたが
「こんないい場面使っていいの?」と心配するほど貴重な映像がありました。
映画ではさらに期待できると思います。
その映画も特定のスポンサーに頼らず、有志によるカンパで製作しています。
今回の番組をみて興味を持たれた方、
静岡のお酒を応援して下さる方、
あなたも映画『吟醸王国しずおか』製作委員会に入ってみませんか
正直な話、1人1万円(から)の出資で映画のエンドロールに名前が出て
映画のDVDも貰えて、静岡の地酒の発展にも寄与できる!?
「ちょっと詳しく聞きたいな」と思った方、是非私の方までご連絡下さい。
責任を持ってご案内致します。
以下鈴木真弓さんのブログより
ドキュメンタリー映画『吟醸王国しずおか』映像製作委員会のご案内
◆2008年1月より現在も撮影中の地酒ドキュメンタリー。酒どころのイメージがなかった静岡県で、世界に誇る吟醸酒造りの技が生まれ、その職人技の精神がベテランから若手へと継承されていく姿を通して、地域の自然と人とが一体となったモノづくりの価値を後世に伝えます。特定のスポンサーに頼らず、有志によるカンパで制作しています。来春完成予定。
現在、会員は105名。随時募集しておりますので、お問い合せはご連絡ください。